転職面接の成否を決める2つのポイント

転職の面接を成功させるには、まず何よりも準備が大切です。最低でも1週間前から面接のシミュレーションを行ったり、伝えたい部分を明確にしていくようにしましょう。

【関連記事　→　転職の面接1週間前にやっておきたい3つの準備】 また、転職の準備以外にも、新しい仕事に就く正しい心構えも身につけておく必要があります。
それが次の2つのポイントです。

・新卒と転職の面接の違いを理解する
・企業タイプの把握と理解
特に社会人経験のある転職者は、企業から求められるものも高度に、なおかつ面接でも厳しく人物を評定されます。
新卒と転職との違いや、企業タイプの把握など、十分な時間をとって準備しておくようにしましょう。

新卒と転職の面接の違いを理解する

新卒の面接では、大量の応募者を効率よく選別するため、「減点方式」が採用されることが多いです。社会活動の経験も乏しいため、特定の条件（学歴など）をもとに100点満点の仮想人材を設定し、不足する条件があれば減点していきます。

そうした減点方式のため、どうしても質問内容もあいまいな内容となり、「社風に合う人材か」「どれくらい当社に興味があるか」といった抽象的な概念で採用者を決めることも少なくありません。

一方で、社会人経験のある転職者の場合、「加点方式」によって採用者を決める傾向にあります。
個々人の強みや個性、長所で得点を加算していき、面接官はその応募者の将来像を具体的にイメージして採用を決定します。

新卒者の場合であれば、個人の能力やスキルよりもコミュニケーションや、社風への理解力が求められました。そうした能力は働いていくうちに自然と養われるからです。
しかし、即戦力が求められる転職者の場合、個々の強みを正確にアピールできないことは大きなマイナスへとつながるのです。

企業タイプの把握と理解

転職の面接に備えるには、まずその企業のタイプを知ることから始めましょう。
それぞれの企業は、特定の事業成績を効果的に向上させるため、求める人材によって面接のタイプも変わってきます。

企業の規模や業種によって、主に次の3つのタイプに分類されることが多いです。

・企業価値共感タイプ：ベンチャー企業に多い
・スキル・能力重視タイプ：外資系やIT系企業に多い
・将来設計重視タイプ：中堅～大企業に多い
企業の種類によって確実に上記に偏重するということはありませんが、会社情報を集める際にこうした点も入念にチェックしておくようにしましょう。

転職の面接でよく聞かれる質問と回答例

転職の面接では、各企業で必ずといってよいほど、よく質問される内容があります。
ここでは、よく耳にする質問とその回答例を紹介していきます。

自己紹介・自己PR

自己紹介では、これまでご自身が培ってきた経験や実績などを簡単にまとめます。
そこから、ご自身の強みや実績が、どのように転職先で生かせるかを自己PRで伝えていきましょう。
単に長所や得意分野だけを伝えただけでは、面接官はその人の将来像をイメージすることができませんので、企業の事業戦略に則ったアピールが必要です。

志望動機

志望動機を考える場合は、会社情報を集める場合から意識しておくようにしましょう。
どんな企業でも、他社には劣らない強みや特徴があるはずで、その部分に焦点を定め、ご自身の強みや実績をうまく組み合わせて発信していくことが大切です。

前職の退職理由

前職を退職した理由も必ず聞かれます。
特に、応募先の面接官は、「前職で不満があった」「人間関係でトラブルがあった」などのネガティブな情報を好みません。
転職先でも同じような不満を抱く可能性があるからです。

退職理由を聞かれた場合は、たとえネガティブな情報でもポジティブな内容に修正するようにしましょう。
たとえば、前職でパワハラがあったことを直接的に伝えるよりも、「意思疎通よりも成果が重視される社風だったため、御社ではチーム一丸で目標に向かって働きたい」と伝える方が、前向きな姿勢と捉えられることも多いです。

沖縄の転職サイト「オキナビ」なら面接リハーサルも！

オキナビでは、専門のコンサルタントが在籍し、上記で紹介してきた面接の心構えなどを踏まえたサポートが充実しています。
沖縄に特化した情報サイトということもあり、地場企業との結びつきも強く、転職者を徹底的に支援する環境が整っています。

初めての転職活動では、一人の力だけで成功をおさめるのは難しいです。
プロのアドバイザーとともに、転職で成功を勝ち取れるよう歩んでいきましょう。