転職基準「目標・やりがい・スキル」を把握しよう
転職を行う際の「基準」、皆さんはどのように定めていますか?
給料や休暇日数、それともボーナスの回数でしょうか。しかし、実をいうと、こうした給与や休日を基準に会社選びを行ってしまうことで、のちのち後悔を生む原因となります。一方で、
目標ややりがい、自分のスキルでどんな仕事ができるか、こうした3つのポイントから基準を明確にしておくと、「後悔のない転職」へと繋がりやすくなるのです。
では、なぜ「目標・やりがい・スキル」が、転職における重要な基準となるのでしょうか。その理由は、次の項目で詳しくお伝えします。
転職する目的は?新天地での目標は何か
転職に限らず、人の行動ある限り、そこには必ず「目標」が必要です。
たとえば、「明日からダイエットする」といって、特に目標もなく運動を行ったり、食事制限をして本当に痩せられるのでしょうか。ほかにも、「明日から貯金を始める」という言葉だけで、果たしてお金が貯まっていきますか?
上記はどちらも成功しない、もしくは成功の可能性が限りなく低いといえます。なぜなら、明確な目標がないからです。ダイエットなら「3か月で5kg痩せる」、貯金であれば「1年で100万円を貯める」など、目標を設定しないことで、「今日ぐらいは、まっ、いっか」という心が働き、過度な食事や支出に抑えが利かなくなります。
転職も同じです。新しい仕事場で、自分は何がしたいのかという目標がなければ、日々を無駄に過ごしてしまうことになりかねません。
「やりがい=好きなこと」
仕事のやりがいとは、別の言い方で好きなこととも捉えることができます。好きなことをあれこれと探すより、まず「仕事そのものを好きになる」ことから始めることで、働くことが大きなやりがいへと繋がります。
人は、何か一つ目標を定め、それを達成することで喜びを感じるものです。これは本能なので、好き嫌いではありません。
先ほどお伝えした目標を定め、それを達成するために汗を流してみましょう。すると、その喜びから達成感が生まれ、仕事そのものへの楽しさが芽生えます。
得意分野と自分の価値
得意分野とは、「自分のできること」です。一方の自分の価値とは、「自分にしかできないこと」を意味します。
たとえば、「レジ打ちができます」というスキルは、得意分野には当てはまりますが自分の価値ではありません。ほかにもレジ打ちができる人は周りにいくらでもいるからです。仮にレジ打ちが得意なのだとしたら、ほかの人にはできない「唯一性」を探してみましょう。
レジ対応の後は必ず満面の笑みでお礼をいい、お客様に喜んでもらうことができます――。
企業が欲しがっている人材は、こうした強みをはっきりと言葉にできる人です。
転職で成功するには応募前に基準を明確にすること
転職で成功をおさめるには、相手(企業)が欲しいと思っているものを提供してあげるだけで達成できます。
これまでにお伝えした3つのポイント、「目標・やりがい・スキル」、これらを明確に、そして胸を張って言えるようになれば、それだけで企業があなたを見る目は変わります。また、こうした基準があることで、「転職活動は何から始めれば……」という悩みも吹き飛ぶはずです。
自分の強みを履歴書に正しく落とし込む
転職の基準を3つに設定し、それを明確にする方法をお伝えしてきました。しかし、せっかく基準を決めたにもかかわらず、そのまま胸の内にしまっておくだけでは効果はありません。
今度は、履歴書にしっかりと自分の強みを落とし込んでいく必要があります。正しい履歴書の書き方は以下の記事でお伝えしていますので、よければこちらもご覧ください。
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